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胃がなくたって富士山登頂!*胃切除後でも出来る事

Stomach
09 /11 2018

胃を切除した人はゴマンといますから、大した話ではありませんが...
山の頂上、しかも日本一高い山である霊峰富士山に登ったという事は、感慨深く忘れられない思い出です。2016年8月に富士山5合目から頂上を目指しました。
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家族の親友が富士登頂5回は経験のある山男で、明日は絶好の登山日和だから、と初心者でも大丈夫な日帰り登山を計画してくれました。不安だらけでしたが、弾丸登山している若者もいるし、NHKブラタモリでは、タモリさんも(昔でいえば)高齢者ながら!?登頂されていますものね。やって出来ない事はない!と挑戦です。
 
結果...家族が足を痛めて、ゆっくりしか歩けなかったせいかお蔭か!?
ほとんど息切れする事なく、無事に山頂まで登る事が出来ました。

登山者は高齢者や中高生の団体さんも多く「はあい、この辺りでゆっーくり深呼吸しましょう。休憩~。」とガイドさんや引率の先生方の掛け声に便乗して、私達も休み休み、ゆっくり登りました。
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高山病が怖いのと、どうやって栄養補給をしようか、これだけは慎重に!休憩ポイントとその途中で1回ずつ位に、友人の「休憩~」の合図が入り!?チビリチビリ、飲み過ぎず食べ過ぎず、少量ずつ栄養補給しました。

あイのない生活は...五合目から頂上まで、おにぎりふたつ+もろもろ。
1回の休憩でおにぎりを3分の1ずつ位よく噛んで食べて、次の休憩では山歩きにお薦めというアーモンド入りのチョコを1粒もらい、次は飲み物だけ、そのまた次はおにぎり3分の1くらい...というように一度で食べずに、少量ずつ何度にも分けて食べたら、ダンピング症状も起こさず、空腹を感じる事もお腹が苦しくなる事もなく、頂上までは大きな疲れは感じませんでした。

日頃、軽く走ったり早足で歩いたり、階段をよく使うようにしたりしていた程度ですが、高い山に登る体力も作られていたようで嬉しかったです。登っている最中は、上を見るとまだまだでも、後ろを下を振り返ると、すごく高い所まで来たのがわかり、その眺めは最高でした。

途中の休憩では、一度座ると根っこが生えたように立てなくなったりどっと疲れてしまいそうだったので、友人ガイドの勧めに反して、座っても3分くらいまでにしていました。椅子なら良いのですが、体育座りのような、お腹より膝が高くなるような座り方だとお腹を圧迫してしまい食後に苦しくなる事があったので、座り方も足全体が下になるようにしました。

9合目くらいから急に風が強くなり、気温も低くなって、フリースのトップスやウィンドブレーカーなどを重ね着しました。そこから先は頑張っても頑張ってもなかなか前に進まず、どんどん身体が冷えてきたのがわかりました。

頂上に着いた時は気温0度、予定なら下山完了時間だったそうですが、ゆっくり歩いてきたお蔭で無事に登頂に成功して、3人で大喜びしました。やったー!本当に富士山に登っちゃったー!

さあ、これから一気に下山しようと思うけど、どうしよう、もう明るいうちに下山は無理そうだから、今日は諦めて山小屋に泊まろうか、と急に言われてあたふた~~空気が薄過ぎるから、もう少し下りて日没までは頑張ろう、と3人で駆けるように下山しました。

でも天気がどんどん悪くなり雨が降って、私だけ体の冷えが止まりません。こういう時は身体の脂肪や筋肉の大切さを感じます。いつも暑がりだけれど、脂肪が少ないと身体の芯まで冷えるのです。

結局、雨と風で更に体力が奪われた私が疲れ果て、途中の山小屋で泊めてもらう事になりました。ヘトヘトどころか全身呆然となった感じでした。やはりパワー不足か...おにぎりふたつではね...

寝床は屋根裏のスペースに雑魚寝です。お風呂に入れないとか、歯も磨けないとか、化粧が落とせないとか、布団がどうのとか、いつも言いそうな不満も感じないくらい消耗していました。夜間、暖房のガスが充満したのか高山病か、頭痛で目が覚めてしまい、持ってきた鎮痛剤を飲んで落ち着かせました。

ゆっくり休養を摂れる環境ではなかったけれど、富士山登頂という同じ目的を持った人達が集まった山小屋は活気に溢れていて、とても温かい雰囲気でした。気になるのは天気、山頂は終日悪いようで諦める人も強行する人もいました。

今日は下山するだけ、とにかく早く下りて、早くお風呂に入りたい一心で、リードするべくどんどん走りました。大砂走りって、本当に気持ち良く走れますね、ジャンプしちゃった♪

御殿場口から駐車場までタクシーで移動して、ひとまずお風呂、開業時間を待って公共温泉足柄温泉でもう一度富士山を拝みました。

麓は晴れの別世界♪雲に覆われた富士山は高く遠かったけれど、近い存在に感じるようになりました。悪天候の日を避け、装備を整え、標高の高い山へ登る心構えさえ守れば、富士山は確かに難しい山ではありませんでした。友人の計画は初心者にとっては少し無謀なようでしたが、連れてきてもらって感謝しています。

ガイドブックは5合目でもらえましたが、予めオフィシャルサイトHPなどでも心得を読んでいきました。
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遠くから眺めているのも、自分の足でへばりついても、やはり富士山は美しい。日本一、世界一の山です。

hinomaruko

整理収納アドバイザー1級を持つ50代の元CA客室乗務員です。
31歳で胃全摘出するも、元気でフライトしていました。
43歳で右乳癌で休職中、早期退職しました。
まだ後遺症はあるけれど、元気にたくましく生活しています。