クリスマスイの食卓で * 胃切除後20年 ちょっと特別な日の食卓
Stomach
昨日投稿させて頂きました、クリスマスの自宅ごはん主菜です。

メインは、かなり大きめの立派な骨付きローストチキンです。
スーパーのパック入りではなく、お肉屋さんで買ったので
小ぶりの鶏が見つからず、食べきれずに余るのを承知で
野菜もたっぷり一緒にオーブンで焼きました。
これにトマトと玉葱と葉っぱだらけのサラダを添えて、さっぱりと。
クリスチャンではありませんが、キリスト教を少し勉強すると
日本ならではの、キリスト教に関係ないクリスマスの過ごし方も悪くないと思い
調理の楽なローストチキンをいつからか毎年用意しています。
お酒を用意する食卓=特別な感じのする食卓は、
「いただきます」と手を合わせた時にドキッとしてしまいます。
こんなにいっぱい食べられるかな、と。
お皿に載った全ての食糧(食料ではありません)が一瞬にして
神々しく思えてしまうのです。
こんな有難いもの、こんなに沢山、食べていいのかな。
食べ始めたら現実に戻り、美味しいと早食いになりそうだし、
料理の出来はどうだったか気になったり、
食べてくれる人の反応が気になったり...忙しいものです。
楽しく会話していても、ふと、あの頃は...と思い出してしまいます。
術後1年目は、自分ではまだ台所に立つ事はおろか
オーブン料理なんて取り組む気力も体力もありませんでした。
術後8ヶ月のクリスマスは食べる量も少なく、例えば今日のメニューなら
鶏を小さく3切れ、付け合せの野菜を小さく1cm角で一口ずつ、
それだけ食べればお腹いっぱい胸いっぱいでした。
術後2年目のクリスマスは、胆嚢も摘出した3か月後だったのですが
結婚式に2回招待されて、フランス料理のフルコースを一皿半分ずつ位、
欲張って食べた記憶があります。
周りは親族や気の置ける友人ばかりだったので、甘えて
お料理を半分は手伝ってもらい(食べてもらい)、
お祝い気分を損なうことなく食事も楽しめて、幸せいっぱいでした。
今年こそお皿に盛ったものは完食しましたが、
お酒も呑んでしまったので心臓バクバクドキドキで、
なかなか片付けも出来ず、台所の流しに立つのが一苦労でした。
術後20年経っても、欲張りは厳禁、変わらずです。
昼御飯は、ほうとう一人分約100gの麺を野菜たっぷりの汁で煮込み、
夫婦2人で食べて、夜までほとんど空腹を感じませんでした。
ですから夜御飯は無理矢理食べる事になった形です。
もっと軽いお昼御飯にするべきでした、が、
せっかく用意した食材だからと、やはり食べてしまうのです。
麺類はたしかに腹持ちが良いですね、たまに失敗しますが、
いつも麺の量は、家族7:私3くらいの量で、具沢山汁も手伝うと
2人で1人分100g位で十分満足します、多いくらいです。
今回のほうとうは、欠かせない南瓜、豚肉にんじんキャベツ長葱、
椎茸しめじ舞茸お揚げホウレンソウを入れました。
ひと鍋で完結するので、調理する者としては気楽なメニューで
様々な食材のダシが出て、どう作っても何とか美味しく作れます。
ごぼうや里芋なども入れたら、もっと本格的になるはずですが
根菜山盛りだと、普通の人でも半分も食べ切れないと思います。
そりゃあ健常者でも、お腹いっぱいでしょう。
クリスマスディナーにすると決めて前菜も用意していたのですが、
今回はパス、最近は家族も友人も胃腸の許容量が減ったようです。
私の方がゆっくり食べれば許容量が多いかもしれません。
お腹いっぱいで食後のデザートもナシ、と言いたいところですが
アイスクリームをスクープ半分位を食べてしまい、少しお腹が痛くなりました。
これ位の痛さなら、すぐ回復する、とやり過ごすのは良くないですね。
動けなくなる程ではありませんでしたが、ダラダラと後片付けをしました。
たまにはヨシとしましょう、食事は楽しめたので幸せです。
中年になり年を重ねるに連れて、胃腸も年をとって食も細くなるでしょう。
術後20年、これが食べられる量のピークかもしれませんが、
毎日の食卓を大切に、たまには楽しく過ごしていけたらと思います。
胃切除された皆様とご家族も、お健やかで穏やかな年末年始を過ごされますよう
お祈り申し上げます。

メインは、かなり大きめの立派な骨付きローストチキンです。
スーパーのパック入りではなく、お肉屋さんで買ったので
小ぶりの鶏が見つからず、食べきれずに余るのを承知で
野菜もたっぷり一緒にオーブンで焼きました。
これにトマトと玉葱と葉っぱだらけのサラダを添えて、さっぱりと。
クリスチャンではありませんが、キリスト教を少し勉強すると
日本ならではの、キリスト教に関係ないクリスマスの過ごし方も悪くないと思い
調理の楽なローストチキンをいつからか毎年用意しています。
お酒を用意する食卓=特別な感じのする食卓は、
「いただきます」と手を合わせた時にドキッとしてしまいます。
こんなにいっぱい食べられるかな、と。
お皿に載った全ての食糧(食料ではありません)が一瞬にして
神々しく思えてしまうのです。
こんな有難いもの、こんなに沢山、食べていいのかな。
食べ始めたら現実に戻り、美味しいと早食いになりそうだし、
料理の出来はどうだったか気になったり、
食べてくれる人の反応が気になったり...忙しいものです。
楽しく会話していても、ふと、あの頃は...と思い出してしまいます。
術後1年目は、自分ではまだ台所に立つ事はおろか
オーブン料理なんて取り組む気力も体力もありませんでした。
術後8ヶ月のクリスマスは食べる量も少なく、例えば今日のメニューなら
鶏を小さく3切れ、付け合せの野菜を小さく1cm角で一口ずつ、
それだけ食べればお腹いっぱい胸いっぱいでした。
術後2年目のクリスマスは、胆嚢も摘出した3か月後だったのですが
結婚式に2回招待されて、フランス料理のフルコースを一皿半分ずつ位、
欲張って食べた記憶があります。
周りは親族や気の置ける友人ばかりだったので、甘えて
お料理を半分は手伝ってもらい(食べてもらい)、
お祝い気分を損なうことなく食事も楽しめて、幸せいっぱいでした。
今年こそお皿に盛ったものは完食しましたが、
お酒も呑んでしまったので心臓バクバクドキドキで、
なかなか片付けも出来ず、台所の流しに立つのが一苦労でした。
術後20年経っても、欲張りは厳禁、変わらずです。
昼御飯は、ほうとう一人分約100gの麺を野菜たっぷりの汁で煮込み、
夫婦2人で食べて、夜までほとんど空腹を感じませんでした。
ですから夜御飯は無理矢理食べる事になった形です。
もっと軽いお昼御飯にするべきでした、が、
せっかく用意した食材だからと、やはり食べてしまうのです。
麺類はたしかに腹持ちが良いですね、たまに失敗しますが、
いつも麺の量は、家族7:私3くらいの量で、具沢山汁も手伝うと
2人で1人分100g位で十分満足します、多いくらいです。
今回のほうとうは、欠かせない南瓜、豚肉にんじんキャベツ長葱、
椎茸しめじ舞茸お揚げホウレンソウを入れました。
ひと鍋で完結するので、調理する者としては気楽なメニューで
様々な食材のダシが出て、どう作っても何とか美味しく作れます。
ごぼうや里芋なども入れたら、もっと本格的になるはずですが
根菜山盛りだと、普通の人でも半分も食べ切れないと思います。
そりゃあ健常者でも、お腹いっぱいでしょう。
クリスマスディナーにすると決めて前菜も用意していたのですが、
今回はパス、最近は家族も友人も胃腸の許容量が減ったようです。
私の方がゆっくり食べれば許容量が多いかもしれません。
お腹いっぱいで食後のデザートもナシ、と言いたいところですが
アイスクリームをスクープ半分位を食べてしまい、少しお腹が痛くなりました。
これ位の痛さなら、すぐ回復する、とやり過ごすのは良くないですね。
動けなくなる程ではありませんでしたが、ダラダラと後片付けをしました。
たまにはヨシとしましょう、食事は楽しめたので幸せです。
中年になり年を重ねるに連れて、胃腸も年をとって食も細くなるでしょう。
術後20年、これが食べられる量のピークかもしれませんが、
毎日の食卓を大切に、たまには楽しく過ごしていけたらと思います。
胃切除された皆様とご家族も、お健やかで穏やかな年末年始を過ごされますよう
お祈り申し上げます。